六命(ENo.53/61)記録だったり。お菓子の記録だったり。
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2010.01.07 Thu
11日目 Diary
私が死神になった時、私を死神にした死神は消えた
【去った】というよりも存在が【消えた】という感じだった
きっとあれが死神の死なのだろうと感じた
自分の存在を他の者に託すこと、それでその死神の生は終わる
――――
死神になってからの私は、死んだ家族を悲しむ心も持ち合わせてはいなかった
あるのは村を滅ぼした者たちへの【憎しみ】のみ
手当たり次第同じ悲劇の場へ行き着いては死の鎌を振るっていた
復讐などというものではなく、ただ【敵】という認識のみで動いていた
ただそれだけだった
幾年もたったある時、ふと目にした少女に会うまでは
私が死神になった時、私を死神にした死神は消えた
【去った】というよりも存在が【消えた】という感じだった
きっとあれが死神の死なのだろうと感じた
自分の存在を他の者に託すこと、それでその死神の生は終わる
――――
死神になってからの私は、死んだ家族を悲しむ心も持ち合わせてはいなかった
あるのは村を滅ぼした者たちへの【憎しみ】のみ
手当たり次第同じ悲劇の場へ行き着いては死の鎌を振るっていた
復讐などというものではなく、ただ【敵】という認識のみで動いていた
ただそれだけだった
幾年もたったある時、ふと目にした少女に会うまでは
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